
―NOAAブイ観測点― 表4.4にNOAAブイ観測点における波高偏差と500hPa高度偏差との最も高い相関係数を持つ領域をまとめる。これによると、ハワイ沖では春季に北緯35度、東経165度で正の相関がある。 アメリカ西岸では年間を通じて特に、秋季と冬季において北緯45度〜50度、西経130度〜140度で負の相関が高い。 アラスカ西岸では冬季と春季に北緯60度、西経165度で負の相関がある。この北アメリカ大陸西岸に共通することは、これらの海域付近の500hPa高度偏差が負になるとき、波高が高くなることである。 北アメリカ東岸では冬季と春季において、北緯35度、西経70度〜75度の地点で負の高い相関が見られる。 ミシガン湖では春季と冬季に北緯30度〜60度に正の相関が、その南北両側に負の高い相関域がある。これらの共通の特徴は、対象海域の上空の気圧偏差が負の時に平均波高は高いことである。 表4.4 外洋波浪(NOAAブイ)と500hPa高度偏差との相関 
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